加藤茶(75)と片岡鶴太郎(63)が、テレビ東京で20日からスタートのドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~ THIRD SEASON」(金曜午後8時)で、ドラマで初共演することが19日、分かった。加藤はザ・ドリフターズの一員としてTBS系「8時だョ! 全員集合」に出演。一方、片岡鶴太郎はその裏番組として放送されたフジテレビ系「オレたちひょうきん族」に出演。土曜8時にテレビ史を代表するお笑い番組の激突“土8戦争”でしのぎを削った2人が、曜日を金曜に代えて同じ8時に歴史的な初共演を果たす。

 加藤は“究極のKY刑事”小早川冬彦(小泉孝太郎)と口の悪いベテラン刑事・寺田寅三(松下由樹)の迷コンビが所属する杉並中央署「なんでも相談室」、通称ゼロ係のメンバー行きつけの居酒屋「春吉」の店主・国仲春吉を、16年1月スタートのファーストシーズンから演じている。一方、鶴太郎は2月に亡くなった大杉漣さん(享年66)が演じた亀山良夫係長の後任の新係長・横山建夫を、20日からスタートの今季から演じる。

 加藤と鶴太郎が初めて顔を合わせる第1話のシーンでは、片岡演じる酒乱の横山が、加藤演じる春吉に「酒やおでんがまずい」とののしるシーンがある。かつての“因縁”をほうふつとさせるかのように、初回から火花を散らす。

 加藤は「撮影が始まり数回ではありますが、一緒にやっていて息が合いとても楽しいです。機会があればコント的なものもしてみたいと思いました。セリフの掛け合いもぜひご覧下さい」と鶴太郎との“コント合体”を希望。鶴太郎は「“全員集合”ではなく、私と“2人集合”です。ドラマで共演するのは初めてで、とても新鮮な気持ちです。加藤さんなら安心してアドリブができると思い、酔っぱらって絡んでいるシーンでは結構アドリブだらけです」と加藤との初共演を喜んだ。