ベネチア映画祭常連の塚本監督「斬、」4年ぶり選出

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開催中のベネチア映画祭で7日(日本時間8日)、コンペティション部門に出品されている池松壮亮主演の時代劇「斬、」(塚本晋也監督、11月24日公開)の公式上映が行われた。

日本からは池松と塚本監督、ヒロインの蒼井優、新人俳優の前田隆成の4人が参加した。

江戸時代末期の農村を舞台に、時代の波に翻弄(ほんろう)される浪人(池松)や周囲の人々を通して、「生と死」に迫る作品。

同映画祭常連の塚本監督にとっては、4年ぶり3度目のコンペティション選出となった。「撮影時の俳優の演技が本当に素晴らしかったので、胸を張って堂々と来ました。やっと初めてのお客様に観ていただけて、晴れ晴れしくホッとした気持ちです」と胸の内を明かした。

会場ではエンドロールから、約5分間のスタンディングオベーションに包まれた。

池松は「あっという間の出来事でまだ咀嚼(そしゃく)できていないですが、上映後に観客の顔を見たときに撮影のことを思い出しました。今はただただ光栄です。この4人でベネチアに来られたことがとても幸せ。今かみしめています」。

ヒロインの蒼井は「(撮影現場の)山道を歩いていた私たちが、レッドカーペットの上を歩いているなんて不思議な気分。塚本監督の作品に参加できるだけで幸せなのに、こんなすてきな島に連れて来ていただけて、観客の反応を見た今もまだ夢みたいです」と話した。

期待の新人俳優、前田は「生まれて初めてサインしました(笑)。素晴らしい場所に立たせて頂いて夢みたいです。映画に出演したのも初めてで、貴重な体験をさせてもらい本当に感謝しかないです」と涙ぐんだ。

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