世界中が待ち望みながら制作が中止された映画「セックス・アンド・ザ・シティ」第3弾のストーリーが、このほど暴露された。

昨秋から撮影が始まるはずだった同作は、主要キャストの一人サマンサを演じる女優キム・キャトラルが出演する代わりに自身がプロデュースする映画の製作を要求したことからお蔵入りになったと伝えられていたが、米FOXテレビがその脚本の内容を報じた。

出演者から内容を聞いたというジャーナリストのジェームズ・アンドリュー・ミラー氏によると、第3弾では女優サラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公キャリーの夫ミスター・ビックが入浴中に心臓発作で亡くなる設定だったという。物語は夫の死を乗り越えるキャリーの様子を中心に描かれており、これまでの作品のように女性たち4人の友情物語ではないことが、キャトラルが出演を拒んだ理由の1つだったのではないかと同氏は推測している。

ちなみに同氏によると第3弾で亡くなるはずだったミスター・ビッグを演じる俳優クリス・ノースも、映画第1弾のラストシーンは好きになれず、映画版はドラマと比べてやぼったくて嫌いだと語っていたと言い、制作が困難を極めたことが予想される。しかし、もし制作されていたらファンにとってはショッキングな展開だったことだけは間違いない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)