関ジャニ∞錦戸亮(34)主演のフジテレビ系新月9ドラマ「トレース 科捜研の男」(7日スタート)の制作発表を取材した。

テレビ朝日の長寿ドラマ「科捜研の女」を思わせる副題で注目を浴びる作品。会見でもこの話題でひと盛り上がりしたが、個人的には「遺伝子検査」のコーナーが印象的だった。

登壇者が事前に遺伝子検査を行い、会見でその結果を発表するというもの。87項目に分類した性格や能力を、「高」「中」「低」の3段階で評価した。

会見では登壇者の特徴が色濃く出た性格、能力を紹介。「成果に対して見返りを求めるか」という“報酬依存性”について、錦戸は「低」の評価を受けた。「僕、すんごいお金欲しいですけど」と冗談を交えつつ、「褒められすぎると疑っちゃうかも」。褒められることは苦手かと聞かれると「そんなこともないですけど、三男なんでずる賢く生きてきた。器用にやるんですよ、結構」と、立ち回り術に自信を見せた。「近い将来に起こりうるリスクを見積もれるか」という“損害回避能力”については「高」と診断され、「コンビニの前のヤンキーを避けるの上手ですよ。1人でさっと逃げたり」と得意げに笑った。

その後の質疑応答で、錦戸の“能力”が見えた。わが道を進む役柄にちなみ、記者から「普段から譲れないことは何か」と聞かれると、少し悩みながら「今日何食べるかくらい。友達に誘われても、ラーメンを食べたかったら譲らない、くらいかな~」。考えてもそれ以上の答えが出ないようで言葉に詰まると、とっさの判断で「逆に、貫いてることあります?」と質問者に問いかけた。記者から「誰よりも魅力的にこの記事を書こうと思っています」という模範のような回答を引き出すと、「うれし~い!」と無邪気に喜んで笑いを誘っていた。

記者イジリと言ってしまえばそれまでだが、逆質問された記者が仮にうまく答えられなくても、錦戸なら何とか着地させてくれそうな気がする。遺伝子検査の結果は、当たっていると思う。