第61回ブルーリボン賞の各賞を20日、東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)が発表した。舘ひろし(68)は「終わった人」(中田秀夫監督)で主演男優賞を受賞。石原裕次郎さん、渡哲也も受賞したブルーリボン賞に名を刻んだ。授賞式は2月6日に、東京・霞が関のイイノホールで行われる。

白石和弥監督(44)が「孤狼の血」「止められるか、俺たちを」「サニー/32」の3作品で監督賞を受賞した。昨年の「彼女がその名を知らない鳥たち」に続いて2年連続の受賞に「うれしいというよりびっくり。嫌われないかなあ」と笑った。多作のイメージがあるが、監督デビューは34歳。「20代で撮れなかったことの反動。40代は映画監督としてのバランス、体力も頭の回転も良くて充実期にあるはず。やれることはやっていきたい。映画を見ることは楽しい。それ以上に映画を作ることは楽しいということを伝えたい」。