ミス・ジャパン神奈川大会が17日、横浜市で行われ、モデル西谷地(にしやち)利穂さん(25)がグランプリに輝き、今夏に東京で行われる全国大会への出場権を手にした。

ファイナリスト9人(3人辞退)による最終選考で、西谷地さんは「コンプレックスが強く、自分が人と違うところを探しがちです」と弱みを告白した。他の参加者の水着姿を見て、「正直、自信がなくなりました。皆さん、体のラインがきれいで、私は線が細いので…」。

それでも、ステージに立つと人が変わったように自信にみちあふれた姿で、「成功とは、自分が自分らしくあること」と自己PR。審査員の心をつかんだ。

度重なる人生の試練を乗り越えての栄冠だった。福島県出身で、勉強もスポーツも人並み以上にできたというが、逆にいじめの標的になってしまったという。「小、中学校ではいじめを受けていました。(大学卒業後は)小学校の教員をしていたんですが、そこでもいじめを受け、退職せざるを得なくなってしまいました」。それでも、25歳という節目に「人生1度きりなのに、挑戦しないのはもったいない」と覚悟を決めて応募したという。

2位は川上もも香さん(19)、3位は西瀧理紗さん(26)だった。