20日に放送された水谷豊(66)主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season17」(水曜午後9時)の第16話の平均視聴率が16・7%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は第2話の17・9%。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が“相棒”と事件解決に挑む人気シリーズ。4代目相棒、冠城亘を演じる反町隆史とのコンビは4年目に突入。

第16話のゲストは江藤潤、あめくみちこ、佐野泰臣、五宝孝一。特命係の杉下と冠城は参事官の中園照生に呼び出され、突然「捜査権を与える」と言い渡される。理由は、刑事部長の内村完爾が殺人事件の被疑者として神奈川県警に逮捕されたためだった。内村は取り調べに黙秘を続けており、2人は「マスコミに漏れる前に極秘に真相を解明しろ」と命じられる。

殺されたのは人権派弁護士として知られる小柳征矢(五宝)。事件当夜、内村は川崎の河川敷で遺体の傍らにたたずむ姿を巡回中の警官に目撃されたという。そしてその警官の腕を振り払ったところ、現行犯逮捕されてしまったという。神奈川県警は、2人の間に何らかのトラブルがあり、内村が小柳弁護士を呼び出したものと見ていた。

まもなく被害者の靴底や着衣からローズ系の香水に使われる成分が検出されたことから、右京は近くの線香工場へ向かう。その工場では殺された小柳弁護士の紹介で雇い入れた元受刑者、須藤修史(佐野)が働いていた。しかも事件翌日から無断欠勤しており、連絡もつかないという。