俳優菅田将暉(26)が21日、俳優生活10周年記念本の発売イベントを行った。

同作には、菅田が「即決」で決めたという俳優4人との2ショットや対談なども収められた。16年に週刊誌で“デート”が報じられた二階堂ふみ(24)とともに、高校生の制服を着たショットもある。「男女の友情は成立しない派」という菅田だが、二階堂とは「友人ともまた違う距離感、家族、仲間、仕事のパートナー」と、特別な絆だと明かした。

菅田は当時を回想し、「俺らからしたら、うわさもクソもないというか、友達と仲良くして何が悪いんだ、という話。(今回の)本の中でも(当時の報道について)ガンガンしゃべってる。撮られまくった人と、一緒に表に出られるってありがたい。それぞれ仕事に集中して、また今回再会できた感覚もあって、うれしかったですね」と笑顔で話した。

小栗旬(36)とのショットもある。10代の菅田が、助言に素直に耳を傾けられた数少ない先輩という。「小栗さんの言葉は全部、素直に入ってきて。たぶんあの人にウソがないからでしょうね。まっすぐで不器用で」と話した上で、「たまに『1人で寂しいんだけど』と電話とかくる。2児のパパの発言とは思えないんですけど、その素直さが後輩としては格好いい」と褒めちぎった。

他に太賀(26)山田孝之(35)とのショットなども収められた。

本のタイトルは菅田が命名した「誰かと作った何かをきっかけに創ったモノを見ていた者が繕った何かはいつの日か愛するものが造った何かのようだ」(ワニブックス)。菅田は「この10年を一言で表せって方が逆に無理。そういう意味で誰も覚えられない長いタイトル」とした上で「僕は覚えてます。言わないですけど。言えるに決まってるじゃないですか」と笑いを誘った。

主演の教師役で放送中の日本テレビ系「3年A組-今から皆さんは人質です-」も好調で、俳優の階段を駆け上がる。記念本発売について「上京して10年、月日は感じますし、変わらないものと変わったもの、振り返るいい機会になりました」。

今後の10年に向けては「お芝居はできる限り続けたい。緊張感を持ちつつもちゃんと的確に作品を作っていければと思います」と話し「結婚もしたいですけどね。最近みんな結婚してきて。予定は今のとこないですよ」と付け加えた。