英王室のウィリアム王子とキャサリン妃一家が、夏休み最後の家族旅行に格安航空会社フライビーのエコノミークラスを利用して出かけたことが明らかになった。

米ピープル誌などによると、休暇中のエリザベス女王からスコットランドのバルモラル城に招待されたウイリアム王子夫妻は22日、ジョージ王子(6)、シャーロット王女(4)、ルイ王子(1)の3人を連れて英国で1番のシェア率を誇るフライビーのエコノミークラスに一般の乗客らと共に搭乗したという。

偶然乗り合わせた乗客は、「最初は誰か有名人がいるけどサッカー選手かなと思っていた。でも着陸したら窓の外に外に黒いレンジローバーが停まっているのが見えて、ウィリアム王子とキャサリン妃が子供たちを連れてサッと降りていった」と語っている。

英BBCによると、運賃は1人あたり73ポンドで、乳母も同行していたという。搭乗時には誰にも気づかれることなく1時間強のフライトを終えて降りる際には、ウィリアム王子自らが家族の荷物を運ぶ姿もあり、乗客たちを驚かせた。

弟のヘンリー王子とメーガン妃が先週、わずか10日間の間に2度にわたってプライベートジェット機を使ってスペインのイビサ島と南フランスに家族旅行に出かけて環境問題への配慮が足りないと批判されたばかりで、対照的なウィリアム王子一家の移動手段に称賛の声が上がっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)