米歌手テイラー・スウィフト(29)が、ドナルド・トランプ米大統領のことを“まるで独裁主義者”とあからさまに非難した。

スウィフトは英ガーディアン紙インタビューで、「トランプ氏はアメリカの人々の心を操作し、“大統領を憎むのは、アメリカを憎むのと同じだ”と思わせていると思う。異論を唱えたり、反論したりすることが許される民主主義であるべきなのに、彼は独裁政治だと思っていると、本気で思う」と語った。

最近は政治についてオープンに意見を述べるようになったスウィフトだが、2016年の大統領選挙当時は沈黙を守り続けた。

米ヴォーグ誌インタビューでその理由について明かし、「トランプ氏は選挙当時、セレブたちの承認を武器に戦おうとして、“私こそ、皆さんのための男です”“皆さんのことを思っています”と触れ回っていた。私は彼を支持しようとは、全く思わなかった」と語った。

さらに、ラップ歌手カニエ・ウェストやキム・カーダシアン・ウェストとの議論の後、精神的に落ち込んでいたことを明かし、「皆に“ヘビのような女”“ウソつき”と批判され、自分の意見など言える状況ではなかった」と、当時を振り返った。(ニューヨーク=鹿目直子)