浜崎あゆみ(41)の成功物語を題材にした4月期のテレビ朝日系ドラマ「M 愛すべき人がいて」(放送開始日未定、土曜午後11時15分)に、歌手安斉かれん(20)と三浦翔平(31)がダブル主演することが28日、分かった。

歌手「浜崎あゆみ」の誕生、その裏の出会いと別れを描いた小松成美氏による同名小説をドラマ化。浜崎がエイベックス松浦勝人会長と交際していた過去を明かした話題作だ。安斉は“平成の歌姫”として頂点へ上り詰めるアユを、三浦は“マックス・マサ”としてアユを見いだす音楽プロデューサー、マサを演じる。90年代の東京が舞台で、ディスコやファッションなどの流行を再現。当時のヒット曲も取り入れる。

安斉は令和元日の昨年5月1日にデビュー。それ以前から化粧品ブランドの広告モデルに選ばれるなど、“次世代型ギャル”として注目されていた。安斉は初の演技に緊張も「自分なりにこの作品がどうやったらより良くなるかをたくさん考えて臨みたい」。

三浦は、作品の注目度の高さに「エグいプレッシャーを感じています…」と本音を吐露しつつ「浜崎あゆみさん、松浦さん、おふたりに携わる全ての方たち、何よりあゆのファンの方々に納得してもらえるようマサ役を全力で全うしたい」と意気込んでいる。

ドラマのキーとなるアユ役に安斉を抜てきした担当プロデューサーは「多くのファッションメディアに登場する安斉さんのことを知り、その瞳の力強さを見た時に、この方に賭けてみよう…と思いました」と起用理由を明かす。また「ドラマは平成の歌姫誕生物語ですが、撮影は、安斉かれんの成長物語、リアル歌姫誕生の物語。いわばドキュメンタリーだとも思っています」。現場での三浦についても「安斉さんを引っ張り、支えて、叱咤(しった)激励する姿は、まさにアユのプロデューサーそのもの」と話した。

脚本は鈴木おさむ氏。AbemaTVと共同で制作される。