東宝は3日、24日公開の映画「糸」(瀬々敬久監督)とアニメ映画「クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」(京極尚彦監督)、5月1日公開の映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(田中亮監督)の公開を、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、それぞれ延期すると発表した。今後の公開予定は決定し次第、速やかに公式サイトなどで発表するという。

「糸」は、中島みゆきの名曲「糸」をモチーフに、菅田将暉と小松菜奈が演じる平成元年に生まれた男女が、出会いと別れを経験する中、平成の終わりに再び出会った18年間を、平成の歴史とともに描く。

「クレヨンしんちゃん-」は、映画28作目にして令和最初の作品となる。地上の落書きをエネルギーに浮かぶものの、時代の流れで落書きが減って崩壊の危機にある「ラクガキングダム」が、人間に無理やり落書きをさせる「ウキウキカキカキ作戦」決行のため春日部市に軍を侵攻させたのに対し、ミラクルクレヨンを与えられた勇者しんのすけが迎え撃つ。

「コンフィデンスマンJP-」は、フジテレビ系で18年に連続ドラマが放送され、19年5月には映画第1作「-ロマンス編」が公開されたのに続く、人気シリーズの映画第2弾。長沢まさみ演じるダー子、東出昌大演じるボクちゃん、小日向文世演じるリチャードの3人が、世界有数の大富豪レイモンド・フウの遺産相続人とされた隠し子“ミシェル・フウ”捜しが続く中、同家に入り込み10兆円とも言われる遺産を狙ってコンゲームを仕掛けるが、最大の危機に陥る物語だ。