4日に放送された日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園 特別編」の平均視聴率が27・3%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高視聴率は番組終盤の午後8時50分。過去のVTRでチンパンジーの「パンくん」が志村さんとの別れを惜しみ、駆け寄って抱き合うシーンで、世帯視聴率が32・3%だった。

4月からテレビ各局が指標として導入した、個人視聴率は18・2%だった。

今回の放送の平均世帯視聴率は、04年の放送開始以来最高をマーク。前回放送の世帯視聴率12・0%から15・3ポイントアップした。

番組を1分以上視聴した全国29局の「到達人数」は4326万4000人だった。

番組では冒頭“飼育係”、嵐の相葉雅紀(37)が「信じられませんし受け止めきることができません」といたみ、嵐の中で1人だけ俳優の仕事が少ない時期に志村さんから「焦るんじゃないよ。相葉君には『志村どうぶつ園』があるでしょ。ドラマは3カ月で終わるけど、『志村どうぶつ園』はずっと続くからね。俺が続かせるからねって」と励まされたことを涙で振り返った。

志村さんのパネルが飾られ、山瀬まみ、タカアンドトシ、ハリセンボンらがエピソードを話した。SNSでも高い注目を集め、ツイッターでは番組の開始直後から同番組名が日本のトレンドで1位に上昇。「涙が止まりません」「志村園長ありがとう」などの書き込みが相次いだ。