歌手泉谷しげる(72)が6日、YouTubeチャンネル「有楽町すくらんぶる」に出演し、都知事選と争点になっていた東京オリンピック(五輪)について語った。

小池百合子都知事の再選に「これほど小池百合子が、マトモに見えたってのも困ったものだけど、とんでもない輩がいっぱい出てきちゃって、マトモっていうか、普通かなって」と皮肉った。

一方、今回の争点となった「コロナ」と「東京五輪」については、「コロナについては誰かを責めてどうのこうのって問題じゃない」とやや消極的だったが、東京五輪に関しては「都民の気分がそれどころじゃない。アメリカとか大きな国が(コロナ感染で)すごい数を出しちゃっているし、世界の人たちが来たがらないのではないか」と話す一方で「ダメかもしれないないけど、やれるように頑張る姿勢を見せないとダメ。すごい金を注ぎ込んできたわけだし、選手もかわいそう。紋切り型で、さぁー中止って、やめちまえって言うのは、それはダメだよ。こんな人には任せていられないって気になっちゃう」。

さらに「何でも中止すればいいってことじゃなくって、中止かもしれないけど、もう一握りの可能性があるなら、やるぞーって言うぐらいの気持ちでいかないと、前向きにいかないと、人間の希望というものがなくなっちゃう。ギリギリまで諦めないのが日本人というもの。だから知恵を働かせって言うんだよ」などと持論を語った。

泉谷がYouTubeチャンネルに出演し、自身の考えなどを語るのは今回が初めて。コロナ・ショックで自粛ムードが続く中で「自分でチャンネルを持つことはないだろうけど、これからも機会を見て、このチャンネルでテレビでは話せないこと、使いモノになれないような発言をビシビシとしていきたい」と意欲を見せた。