嵐の二宮和也(37)が14日、都内で、主演映画「浅田家!」(中野量太監督、10月2日公開)の完成報告会に出席した。家族を被写体にユニークな写真を撮り続けたカメラマンを描いた作品。

黒木華、菅田将暉、風吹ジュン、平田満、妻夫木聡といった共演者との撮影を振り返り、二宮は「ぜいたくな時間でした。僕にとっていろんな作品で見ていた人たち。めちゃくちゃぜいたくでした。戦うわけじゃなく、同じ方向に向かって行くわけなので、あったかい気持ちになり、楽しくできました」と話した。

妻夫木は、初共演した二宮について「瞬発力がすごい。用意、スタートで(役が)憑依(ひょうい)する」と絶賛しつつ「現場で熱心に携帯をいじってるので、勉強してるのかと思ったら、プロ級にパズドラをしていた。半年後くらいにそのまんまの動きでCMに出てたので、この動きは本人だなと思った」と感心していた。

二宮は「いろんなスタッフの方にご尽力いただきました。公開を待っている作品も、公開できるか分からない作品もある。公開できることに感謝しています。これから楽しい作品が出てくることを信じています」と、コロナ禍で苦しむ映画界全体への期待とエールを送った。原案、カメラマンの浅田政志氏も出席。

また、悪性リンパ腫で闘病した元フジテレビで現在フリーの笠井信輔アナウンサーが司会を務め「9カ月ぶりの記者会見の司会です。心からうれしく思います」と話した。