鈴木仁(21)濱田龍臣(20)が26日、横浜市のKAAT神奈川芸術劇場で舞台「オレステスとピュラデス」(28日~12月13日)の合同取材会に出席した。

ギリシャ軍の総大将アガメムノンの息子オレステスが、いとこで親友のピュラデスと姉エレクトラの力を借りて母を殺したエピソードのその後を描く。

オレステスを演じる、初舞台だという鈴木は「新鮮に思いながら正面からぶつかっていけたら」と意気込んだ。

共演したことがあるという2人。お互いの印象を聞かれると鈴木は濱田について「実年齢は1個下なんですけど…しっかりしてて、頼りにできる存在です」。濱田は「なんでも受け入れてくれる、気を許せるお兄ちゃんです」と返した。

お互いの新たに見つけた一面を聞かれると鈴木は「ほんとどこでも寝るんですよ」。床でも寝てしまうという濱田の一面を暴露して笑わせた。

一方の濱田は「よく食べること」を挙げ、「おにぎり2つとパンとあったかいスープを一日の稽古中に…なにかしら、ずっと食べてますね」と明かした。

濱田は今年1年を、漢字1字で「生」と表し「舞台をやらせていただくという部分でも“生の芝居”を見ていただくのもそうですし、コロナ禍で生活が一変してしまったこともあり…」と振り返り「でもやっぱり役者で生きられる場所は“芝居”でしかないと実感しました。舞台をやることで“生きていること”を実感できました」と感謝の気持ちをにじませた。