日本テレビは22日、2月の定例社長会見が、コロナ禍のため中止になったことを受けて、ラジオ・テレビ記者会が提出した質問に社長室広報部が回答した。

1月2、3日に放送された「箱根駅伝」では、沿道での観戦をしないよう呼び掛けたが、一部では人が密集する様子も見られた。放送への影響について「主催者発表によると、観客数は前年比85%減だったと聞いております。これは、『応援したいから、応援にいかない』といった呼びかけに対して、非常に多くの方々にご理解、ご協力いただいた結果だと思っています」と振り返った。

続けて「各大学関係者の皆様にとっても、我慢を強いられた大会だったと思います。例年であれば、復路大手町のフィニッシュ地点には優勝校の選手全員が集まり、歓喜の胴上げや閉会式等が行われるのが通例でしたが、今大会は新型コロナウイルス対策の一環で、そういったことも行われませんでした」と伝えた。

「そんな一例を見ても、通常とは異なる箱根駅伝であり、我々の番組進行も例年と異なる点がありましたが、関係各所のご協力により、無事に中継を行うことができました」と進行にあたっての影響はなかったことを明かした。