NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第86話が3日に放送された。ドラマの中で高校野球の名門・PL学園(大阪)が夏の甲子園で優勝を果たし「名門復活」に視聴者が盛り上がった。
※以下ネタバレを含みます。
この日の放送は、ヒロインひなた(川栄李奈)の父・錠一郎(オダギリジョー)と弟・桃太郎(野崎春)が甲子園大会のテレビ中継を見ているシーンからスタート。
元NHKアナの小野塚康之さんが「去年、決勝で敗れたPL学園。今年はサヨナラのチャンス。(カウント)2-3から打ったあ! センターへ抜けました。ランナー三塁を回りました。ホームに向かった! サヨナラゲーム!」と実況。野球少年の桃太郎は「PL、サヨナラや!」と大興奮した。
ドラマの設定は1985年(昭60)。8月21日に行われた甲子園大会の決勝戦はPL学園(大阪)と宇部商(山口)が対戦した。PL学園は主砲・清原和博が2本塁打を放つも8回を終わって3-3同点。9回裏2死三塁から松山主将の劇的なサヨナラ打で2年ぶりの全国制覇を達成した。
今週1日の放送では前年1984年夏の甲子園決勝戦のシーンが描かれ、PL学園は取手二(茨城)に延長戦の末敗れ準優勝。桃太郎は「清原~っ」と残念そうにうめいた。
85年夏、PL学園は記録ずくめの強さで優勝した。2回戦の東海大山形戦では史上初の毎回得点を記録し大会新記録の29得点を挙げ大勝。この夏、清原は5本塁打を放ち甲子園通算13本塁打(歴代トップ)。清原とともに1年夏から活躍したエース桑田真澄投手は決勝戦も完投勝利を収め甲子園通算最多の20勝とした。甲子園を沸かせた「KKコンビ」はその後、運命のドラフト会議を経て、プロ野球で活躍することになる。
またPL学園は2年後の1987年には春夏甲子園連覇を達成。その後も強豪校として甲子園に出場したが2016夏の大阪大会を最後に休部。多くの野球ファンが名門PL学園野球部の活動再開を願っている。
「カムカム」は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。



