昨年公開された映画「老後の資金がありません」の前田哲監督(年齢非公表)が22日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)にゲスト出演した。
東映大泉撮影所で大道具や美術助手をした後、フリーの助監督として伊丹十三、阪本順治、滝田洋二郎、周防正行らの監督作品に関わった。98年に相米慎二総監督のもと、オムニバス映画「ポッキー坂恋物語・かわいいひと」のエピソード3で劇場映画デビュー。「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」や「そして、バトンは渡された」、「猿ロック THE MOVIE」などの作品を手掛けている。
パーソナリティーの生島ヒロシ(71)は「伊丹作品をほとんど見ています。影響を受けられましたね?」。前田監督は「伊丹さんから学ぶことは多かったですね。映画っていうのは自由だよっていうことで、助監督やカメラマン、スタッフのいろいろなアイデアを全部入れて作っていかれるんですよ。採用してくれるから、スタッフはどんどんアイデアを出していくし、それをうま~くアレンジされて作っていかれるんです。俳優出身だけに俳優さんには厳しかったです」と振り返った。
伊丹組は撮影初日が、雨のシーンの“雨降らし”だったという。
「あらゆるパートが協力し合わなきゃいけないんですよ。初日に普通はそんな大変なシーンはやらないんですよ。だいたい映画って、軽いシーンから始めるんですね。伊丹さんの場合は初めてのスタッフもいるじゃないですか。自然にみんなが協力し合うシーンを持ってくるんです」と伊丹作品の知られざる撮影法を明かした。



