人気スパイ映画「007」シリーズのテーマ曲「ジェームズ・ボンドのテーマ」を作曲した、英国の作曲家モンティ・ノーマンさんが11日、亡くなった。94歳だった。同氏の公式サイトが「悲しいニュースをお知らせします。モンティ・ノーマンが短い闘病の末、22年7月11日に亡くなりました」と発表した。
ノーマンさんは英国の首都ロンドン東部に生まれ、50年代から60年代にかけて歌手として活動。その後、作曲家に転じ、1962年(昭37)公開の「007」シリーズ第1作「ドクター・ノオ」のテーマを作曲した。
ただ、後に「007」シリーズの主題歌、楽曲を制作した英国の作曲家ジョン・バリーさんが同曲を編曲したことを受けて、英誌が「ジェームズ・ボンドのテーマ」は、バリーさんが作曲したと報じた。ノーマンさんは97年に、報じた英誌を名誉毀損(きそん)で訴えた。法廷に出廷したノーマンさんは「雑誌の報道は私のキャリア全体に傷をつけた」と証言し、勝訴。「私は、非常に喜んでいる。雑誌は、常に真実にのみ興味があるなどと言っていたが…彼らは今、真実を知ったはずだ」と語っていた。
「007」シリーズは今年、60周年を迎えた。プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリ両氏は、ノーマンさんの訃報を受けて、シリーズの公式ツイッターを通じ、連名で
「今日、モンティ・ノーマンが亡くなったことを知って、私たちは悲しんでいます。モンティは、世界で最も偉大な諜報(ちょうほう)員007映画の扉にひも付く、象徴的なテーマ曲を作りました。彼のシリーズへの貢献、に永遠に感謝します」
と、追悼のコメントを発表した。



