演出家野田秀樹氏(66)が4日、NODA MAPロンドン公演「A Night At The Kabuki」の報告会を都内で行い、「予想していたよりはるかに大きな反響で驚いた」と手応えを語った。
英ロックバンド、QUEENのアルバム「オペラ座の夜」の楽曲を使い、「ロミオとジュリエット」の物語を源平の世に置き換えた作品。松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳らが出演し、8月の東京公演から幕開けた。
9月に3日間行われた英ロンドン公演では、約1500人で満員になった劇場が総立ちで拍手を送る大反響になったという。野田氏は「イギリスはなかなか立たないし、気に入らないとサッと帰っちゃうので非常に驚いた」。また「冒頭の竹中直人さんのせりふでドーンと沸いた。アクシデントがあったのかと思ったが、字幕でウケた。字幕の効果が非常にあった」と話した。
現地メディアで12の劇評が寄せられた。「シビアな劇評がひとつもないのは驚いた」とし「役者のクオリティーの高さをほめてくれた」と喜んだ。先月行われた台湾公演も大盛況だったとした。
海外で公演を行う意義について、「海外に広げていかないと、日本の文化が内向きでつまらないものになっていく。海外の文化や人間と競っていくことをやり続けないと、クオリティーとして面白くない」とした。



