窪田正孝(34)の主演舞台「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」(6日初日、東京・シアターミラノ座など)の公開ゲネプロが5日、同所で行われた。

構成・演出・振り付けは、ローレンス・オリヴィエ賞受賞などで知られるベルギー出身の世界的な振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ氏(47)が務める。ゲネプロにあたって、コメントを発表した同氏は「エヴァンゲリオン」を神話と位置付けた上で「原作のアニメーション作品と私たちの物語は別の道へ向かう」「違うことを目指している」と強調した。

「『エヴァンゲリオン』を舞台化するというのは、まさに道徳観や価値観と向き合い『なにが正しくて大切なのか』を問いかけることだと考えています。今回の舞台化では、『エヴァンゲリオン』という神話を使いながら、同時に新たな物語を立ち上げます。原作のアニメーション作品と同様にエヴァンゲリオンにパイロットたちが搭乗して使徒と戦いますが、私たちの物語は別の道へ向かっていきます。原作の原理や本質を反映していますが、私たち独自のやり方でそれを表現しています。ただアニメと同じものを映し出すわけではありません。これは、今の世界を映し出す鏡なのです。ですから『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』は、ある意味で『エヴァンゲリオン』とは違うことを目指しています」

さらに、シェルカウイ氏は「そこで伝えたいのは『今、我々がどう生きているか』ということ。ご覧になったあとは、ぜひ皆さんで語り合っていただけたらと思います。この作品を見てどのように感じたか、そして自分の仕事や人生についてどう考えるか。そんな会話が生まれるのを楽しみにしています」と観客にメッセージを送った。