大阪・新歌舞伎座公演「泣いたらあかん」(5月28日~6月20日)の会見が9日、同市内で行われ、主演の藤山直美(64)らが出席した。
同作品は、女優として活躍し、後進の育成にも尽力した「松尾波儔江三十三回忌追善」として上演される。時は昭和のはじめ。劇団「大和なでしこ」を立ち上げた座長(直美)を中心に描かれる、涙あり笑いありの物語。
直美は「お父さん(藤山寛美さん=90年5月21日死去)が亡くなる前のこと。『松尾先生がおっしゃっているので』と父親の舞台に出させていただいたんです。私が大人になってから初めての親子共演でした。松尾先生には、いい機会を与えてもらって感謝しています」と今作への思いを打ち明けた。
さらにコロナ禍が、ひと区切りついたことで「この3年、年配の方が劇場に行くのをはじめ、外出を控えておられたと思います。そうした方々が劇場に戻ってこられるきっかけになれば、うれしく思います」と心情を語った。
夫役の榎木孝明(67)は「30年前、喜劇の神髄を直美ちゃんに教えていただいた。ふだんの僕は堅い役柄が多いのですが、今回は喜劇を楽しんでいただけたら」と気合を込めた。
直美の義妹を演じるのは南野陽子(55)。「直美さんと同じ舞台に立つのが長年の夢でした。けいこ場では直美さんが気を使ってくださって、笑いが絶えません。間違いのないお芝居になります」と笑顔を浮かべた。舞台ではチャイナドレスで歌って踊るシーンが用意されているという。
仁支川峰子(64)は、直美の父役・石倉三郎(76)の再婚相手。「何度も石倉さんとは夫婦役で。私たちがけいこ場で並んでいると『まあ、お似合いやわ』と直美さんが笑ってくれます」と仁支川。一方の石倉は「一生懸命に努めるだけ。健康のためしっかり歩いて、その後うまいビールを飲んでます」とウオーキング効果を語った。
内場勝則(62)は直美とは30年以上前に食事をした間柄。「顔を見るなり『(妻の未知)やすえちゃん、どないしてる?』と言われました。ここだけの話ですが、僕の健康の秘訣(ひけつ)は、ひとりになることです」と笑わせた。
なお、新歌舞伎座公演に続いて、福岡公演は7月1~23日に博多座で行われる。




