歌舞伎俳優市川團十郎(45)が25日、長野県山ノ内町で、植樹プロジェクト「ABMORI(エビモリ)2023」に、長女市川ぼたん(11)長男市川新之助(10)と参加した。
同プロジェクトは14年初開催。10年目の節目に、團十郎は「10年続くとは思っていなかった。14年に始めた時は麻央も一緒でした」と振り返り、2歳で参加したぼたん、1歳で抱っこされて参加した新之助を思い出しながら、感慨深げに語った。
17年に亡くなった妻小林麻央さんが、キャスター時代に取材した植樹活動の専門家、故宮脇昭横浜国大名誉教授を紹介してくれたことが、プロジェクトへとつながった。團十郎は「麻央が宮脇先生を紹介してくれた」とあらためて感謝し、子供たちが植樹する姿に「彼らの未来を彼ら自身で植えているというのが、私としてもモチベーションになった」とした。
かつて植えた苗木が大きくなった姿を見ながら、團十郎は「何十年、何百年後かに本物の森になっていくわけなので、まだ10年たった時点でああだこうだ言うのは早いのかな。もっとじっくり時間をかけて向き合うのが環境問題」と、プロジェクトを今後も続けていきたいとした。さらに「海、山、川、里がつながって全部が環境問題。海のこともやっていきます。今、葛藤中です」と話した。
3人は「七月大歌舞伎」(7月3日、東京・歌舞伎座)の「鎌倉八幡宮静の法楽舞」で共演が控えている。團十郎は7役、ぼたん、新之助もそれぞれ3役をつとめる。團十郎は「私が出ていないところで彼らがやってくれる。こんな親孝行なことはない」と期待を寄せた。
また、團十郎と10年来の親交があり、今年2月末で騎手を引退した福永祐一調教師も参加した。



