英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が、昨年9月に死去したエリザベス女王の葬儀に参列した後、バイデン米大統領と共に大統領専用機「エアフォースワン」に乗って米国に帰国したいと米政府に頼んでいたと英デイリー・メール紙が報じた。政治的影響力を持つため手紙を送ったり、贈り物をしたりと政治家に接触を試みてきたという夫妻は、ホワイトハウスに連絡を取って女王の葬儀のために渡英していた大統領夫妻と共に帰国しようと模索したものの、バイデン大統領の側近から議論する間もなく、即座に断られたという。
夫妻は女王が9月8日に逝去する直前、偶然にも慈善活動で欧州を訪問しており、危篤の知らせを受けた際には英ロンドンに滞在していた。夫妻はそのまま滞在を延期して英国にとどまり、同19日行われた葬儀に参列した。米国に2人の幼い子どもを残してきたことから、葬儀に参列した後すぐに帰国の途につきたかったものと思われる。
夫妻は大統領専用機への同乗だけでなく、22年にオランダで開催された王子が立ち上げた負傷した兵士のためのスペシャルオリンピック、インビクタス・ゲームにジル米大統領夫人を招待しようともしていたと同紙は伝えており、こちらも断られていたという。義理の息子が米軍に勤務していたジル夫人は、16年に米フロリダで開催されたインビクタス・ゲームに出席するなど王子とは以前から親しい間柄で、関係者によると22年の大会にも出席を希望していたという。しかし、米政府は王室を離脱してメディア等で王室批判を繰り広げる夫妻と関わることで、王室の気分を害することを懸念し、友好関係を保つため出席を断ったと伝えている。
かねて政界入りを目指しているとされるメーガン妃は、2021年に米国内で有給の育児制度の導入を進めるため、共和党議員に電話をかけてロビー活動を行ったことなども伝えられている。また、オバマ元米大統領夫人の秘書官を務め、ヒラリー・クリントン元国務長官らの広報も手がけた政界に太いパイプを持つ女性が代表を務めるPRコンサルタント会社に11万ドルを支払うなど、政治家転身の可能性が度々取り沙汰されてきた。妃は先日も、カリフォルニア州知事選になる可能性があると、ダイアナ元妃の執事だったポール・バレル氏が語って話題になっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)



