映画プロデューサーの阿部秀司(あべ・しゅうじ)さんが11日、亡くなった。阿部さんがプロデュースし、公開中の映画「ゴジラ-1.0」配給の東宝が21日、発表した。
阿部さんは、広告代理店の第一企画(現ADKホールディングス)から独立し、企画制作会社ロボットを創業。映画製作に乗り出し、VFXのクリエイターだった山崎貴監督(59)を映画監督に抜てきし、00年「ジュブナイル」で監督デビューさせた。その後も「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなど、山崎監督作品のプロデュースを手がけてきた、
山崎監督は「ゴジラ-1.0」公開直後に受けた日刊スポーツの取材で「ジュブナイル」の製作、公開当時を振り返り「いろいろな人に出資を求めるじゃないですか。『監督は誰がやるんですか』『山崎君というのがやるんだけど』『その人、何を撮ったんですか』と言われても、それでも推してくれた」と阿部さんの尽力を振り返った。監督デビュー作としては潤沢な、約4億5000万円製作費も阿部さんが集めたといい「『踊る大捜査線』が大ヒットしていて『ロボットがやる次の映画って、これらしいぜ』って、すごいお金が集まったんですよ。4億5000万円くらいかな。デビューから、メチャクチャ良い条件下でスタート出来た。それも全て、阿部さんの力ですよね」と続けた。
阿部さんは「ジュブナイル」以降、一貫して山崎貴監督作品をプロデュースしてきた。同監督は「恩人ですよね。監督にしてくれたのは、完全に阿部さんだと思います。阿部さんと会っていなかったら、監督になれていたどうか、分からないですよ。基本的に、阿部さんが僕の作品をプロデュースすることになっているんで。出会いがデカいですよ」と感謝の言葉を繰り返していた。



