平均年齢20代前半の4人組バンド「ヤングスキニー」が若者の心をつかんでいる。22年リリースの「本当はね、」がTikTokを中心に大ヒット。TBSドラマ「瓜を破る~一線を越えた、その先には」(火曜深夜0時58分)オープニングテーマとして新曲「恋は盲目」を書き下ろし、来月からバンド最大規模の全国ツアーに挑むなど急成長中だ。かやゆー(21=ボーカル&ギター)ゴンザレス(23=ギター)りょうと(22=ベース)しおん(21=ドラム)がこのほど取材に応じ、新曲や今後の展望を語った。【玉利朱音】
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20年の結成はコロナ禍がきっかけとなった。SNSで「#バンドメンバー募集」と投稿したかやゆーは「大学の軽音サークルとかで組めたらよかったけど、コロナでうまく活動ができなくて」。大学1年まで野球をしていたゴンザレスは「コロナがあって、家でできる趣味が欲しくてギターを始めた。メンバーの募集を探していて、たまたま、かやゆーの投稿を見つけました」と振り返った。
「本当はね、」のMVは2000万回再生を超え、関連動画の総再生数は18億回に達する。りょうとは「それまで自分たちが良ければいいって感じでやってたけど、求められるものが増えた感じが怖かった」と率直に吐露。しおんは「お店で流れていたりして、初めて世間から少しは認められてる感覚になった」と手応えを感じている。新曲の「恋は盲目」は、主人公が過去の恋愛から吹っ切れるまでを描いたポップなナンバーで、作詞のかやゆーは「勇気づけられるような恋愛ソング」とアピールする。
“男子高校生のファミレス”と称される仲良しトークも魅力の1つだ。「恋は盲目」状態に陥った経験があるか聞かれたかやゆーは「相手が盲目になっちゃうんですよ。俺はならない」と暴露し、一同が「モテモテじゃん!」と盛り上がる場面も。かやゆーが「俺、性格悪いからモテないっすよ。ゴンちゃん(ゴンザレス)の方がモテるよね」と話せば、ゴンザレスは「モテねーよ!『恋は皆無』です」と返し笑いを誘った。他にもラジオ出演や、テレビ神奈川の番組「関内デビル」ではコーナーを持って、話術を披露してきた。
今春のツアー最終公演を行うZeppダイバーシティ東京は、これまでで最大キャパ。しおんは「Zeppはよく行っていて、親に冗談で『ここでいつか出るから』と言ったことが現実になった」。りょうとも「大きなステージに似合う演奏を」と意気込む。かやゆーは「いろいろなジャンルの曲でバンドの形を広げたい。バズるような曲をまたリリースしたいです」と意欲を燃やした。
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◆ヤングスキニー 「嘘だらけで矛盾だらけの日常を歌う」をテーマに掲げる4ピースバンド。20年に結成、21年7月から現体制。昨年2月に「らしく」でメジャーデビュー。今年3月から10都市11公演の全国ツアー「“老いてもヤングスキニーツアーvol.3”2度あることは3度ある編」開催。
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▼ヤングスキニーの音楽性
結成前からシンガー・ソングライターとして活動していたかやゆーが、ほぼ全ての楽曲の作詞を手がけ、自身の恋愛観や若さ故の焦燥をさらけだした歌詞が若者の共感を呼んでいる。バンド初のストリーミング累計再生数1億回を突破した「本当はね、」は、片思いの女性の心境をポップな中に切なさを感じさせるサウンドにのせた1曲。素直になれない繊細な恋心を情景が浮かぶようなリアルな歌詞で表現しており、Z世代の女性ファンが多いのもうなずける。一方「ゴミ人間、俺」はクズ男を前面に出した歌詞とキャッチーなメロディーが人気。「俺、ゴミなんです」と自らを“ゴミ人間”と表す、かやゆーの自由奔放さが詰め込まれている。



