吉本興業は31日、お笑いコンビ「ハイツ友の会」が31日、解散すると発表した。この日、大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場でライブを終え、決断を報告した。

コンビは19年結成。清水香奈芽(26)西野(31)のコンビで、西野が日常生活の素朴な疑問などぼやき、清水がアンニュイにつっこむ独自のスタイルで、昨年は女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」で初の決勝進出。「M-1グランプリ」でも22年には準決勝まで進み、貴重な女性コンビとして活躍が期待されていた。

コメントは以下の通り。

清水 これまでみてくださったり関わってくださった皆さま、ありがとうございました。この5年間でたくさんのことを経験させていただきました。

NSC(吉本総合芸能学院)合わせたら6年間にもなります。そんな日々を過ごす中で、うれしいこともそうでないことも少しずつ積み重なった結果、芸歴5年目をやりきって芸人をやめるという判断に至りました。

芸歴5年目というのはキリが良いので考えるタイミングにもなりました。実際に今やめようと思える程度にはこの職業での活動に満足したことも、理由のひとつです。

劇場メンバーになるという大きな目標が思っていたよりもスムーズに達成できたり、自分が芸人になる前に「おもしろい」「すごい」と思ってみていた方々、近しい先輩、同期、後輩など周りとの関係が徐々に深まっていったり、ネタを褒めてもらえたり、ライブに呼んでいただいたり、ライブをみた方々が共感してくださったり、そして劇場メンバーになってから次の目標としていた各賞レースの本選などにも出場できたり。これだけにはとどまりませんが、どれもうれしかったです。

もちろん賞レースで優勝できたら尚良かったですが、先ほども書いた通り、活動する中でさまざまな要因が積もり、芸人を一生続けることはないという意思がだんだんと固まっていったので、いつ優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく感じました。

やめる人たちと思われながらネタなどをみられるのが嫌だったので、今日までお伝えしませんでした。

総じて、芸人という職業を経験できて良かったです。本当にありがとうございました。

西野 さまざまなことが重なり昨年の春頃に芸人を辞めたい気持ちが閾値(いきち、境目となる値)を超えました。それから気持ちの上がり下がりはありましたが一定閾値を超えた状態での上がり下がりでした。

ずっと心には「辞めたい」がありました。2人で何度か話し、「来年3月まで」という案が向こうから出たとき自分の中でとてもしっくりきました。

賞レースの決勝まではいけても優勝できる気がせず、特にこの1年間本当に苦しかったです。さまざまな言葉をかけていただきますが、今の漫才やコントの形を変えると自分たちのやりたいネタではなくなります。ですが今の形のままだと優勝できません。優勝できない状況でやり続けるより、今辞めてしまおうと思いました。

退所するつもりでいましたが、最後の日が近づくにつれ、ピンで活動していく選択肢が自分の中で数日前から出てきました。退所したい気持ちとネタを作ってやり続けたい気持ちが同じくらいの熱量で数秒ごとに自分の中でせめぎ合い、毎日とても悩み、やはり自分はこの職業が好きだと改めて思い、今朝、ピンで活動していく気持ちが固まりました。

これからも吉本興業所属でネタをさせていただけたらと思っております。形は変わりますが、今後もネタを楽しんでいただけましたら幸いです。