韓国の俳優イ・ジフン(45)が31日、東京・シネマート新宿で行われた主演映画「アンダー・ユア・ベッド」公開記念舞台あいさつで、嵐の松本潤(40)との共演を熱望した。韓国でも屈指の人気イケメン俳優は、松本が出演した2002年(平14)の日本テレビ系ドラマ「ごくせん」を徹夜で見たほどのファンだと明かし“日韓イケメン共演”に期待を寄せた。

イ・ジフンは、司会の映画パーソナリティー伊藤さとりから、今作で韓国映画に初挑戦したSABU監督(59)と、また一緒に映画を作りたいか? と聞かれた。「監督の作品に、また出たい。次の準備している作品は、あるんですか? と聞いている。ぜひ、小さい役でもSABU監督の作品には出たい」と意欲を見せた。

その流れで、伊藤から「日本の俳優で共演したい方は?」と質問が飛んだ。「アンダー・ユア・ベッド」は、作家の大石圭氏の同名小説が原作で、19年に高良健吾(36)主演で映画化されているが、韓国で再映画化した。イ・ジフンは、そのことを踏まえ「日本版の主演の高良健吾さんは、すごく目に深い光があって1度、やってみたい」と即答した。

そして、高良に続き、共演したい日本の俳優として、イ・ジフンは「松本潤」と断言。「昔から『ごくせん』の大ファンだった。徹夜しながらドラマを見た記憶があるので、松本さんと、ぜひやりたい」と満面の笑みを浮かべた。その上で「『ごくせん』は、日本でも有名なドラマなんですよね?」と客席に確認した。そして「意味が何かも分からないのに、マネしたくて『何だよ!』と言った記憶があります」と癖中のせりふを、まねした過去を明かした。さらに、続けてオダギリジョー(48)の名も挙げた。オダギリは韓国でも人気が高く「昔から見ていて、好きです」と笑みを浮かべた。

イ・ジフンは劇中で、学生時代から誰からも名前すら覚えてもらえなかった、孤独な男ジフンを演じた。初めて自分の名前を呼んでくれた女性と再会し、さらにひかれた心はエスカレートし、彼女の自宅に盗聴器カとメラを仕掛けて監視し、ベッドの下にまで潜り込んで観察する男という難役を演じた。

劇中には、ストーカー、DVなどのシーンも出てくる。通訳を務めたイ・ウンギョン・プロデューサーは「(映画化が)動いたのは一昨年。敏感な題材の上、当時はMe Too運動、セクハラの問題もあり、人間の物語として違う観点で作ったらどうかと思った。一方で、韓国の監督では、どうかな? とも思った。文化の差もある外国で、韓国人スタッフの中、1人で飛び込んでも、もめずに映画を作ることができる監督だと思い、1番好きなSABU監督に声をかけた」と、制作の経緯を説明した。

SABU監督は「俺は、コメディーが多い。DVエログロ監督と言われたら、どうしようと思った」と笑いつつ、オファー当時の心境を語った。撮影は冬で、当時は氷点下18度と酷寒だったが、同監督は在住の沖縄からロケ地に入り、ビザの期限いっぱいの3カ月間、滞在して撮影した。

そんなSABU監督に、イ・ジフンは撮影初日に手袋をプレゼントしたという。「SABU監督は、沖縄から来たから、寒くないかな? と思った。手袋をプレゼントするのは初めてで、監督にプレゼントするのも初めて」と笑みを浮かべた。同監督のことを「パパ」と呼ぶことも明かし「見た目は、こうなんだけど、すごく温かく、信じてくれる。I LOVE YOU」と呼びかけた。舞台あいさつ中、何度も接近し、寄り添うと、同監督は「すぐ、くっついてくる」と照れた。

この日は、原作の大石氏も駆けつけた。

◆「アンダー・ユア・ベッド」ジフン(イ・ジフン)は、初めて大学の講義中に名前を呼んでくれたイェウン(イ・ユヌ)を忘れられないでいた。、それから数年たち、観賞魚ショップ店長になっていたジフンは、客として来店したイェウンと再会を果たすも、彼女は覚えていなかった。再びイェウンに強烈にひかれたジフンは、周囲に接近し、彼女の家に盗聴器とカメラを仕掛け24時間、監視するようになった。挙げ句の果てに、ベッドの下に潜り込み観察し続ける中で、夫のヒョン・オ(シン・スハン)から激しいDVを受けている事実を知ってしまう。。