2月に誕生した、ジュニア内の新グループACEesの初アリーナツアー「ACEes Arena Tour 2025 PROLOGUE」東京公演を取材した。
2月16日にグループの再編を電撃発表。HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍の3グループが“解体”され、ACEes、KEY TO LIT、B&ZAIの3グループが新たに誕生した。
ファンの中には、受け入れがたいとする声も多かった。ACEesのツアー開催は、その同日に発表しており、気持ちがついて行けず、“置いてけぼり”と感じてしまうファンがいても無理はなかった。
ライブは開幕日こそ、会場内にぎこちない空気気もあったというが、取材した3日目の公演は歓声も大きく活気のある印象を受けた。締めのあいさつでは、メンバー5人それぞれが、グループの再編について触れた。会場のファン1万5000に向け、驚かせたことをわびる言葉が続き、その姿には正直心が痛んだ。
同時に5人で歩んでいく覚悟を思い思いの言葉で宣言した。佐藤龍我(22)は、前所属の「美 少年」なしで今の自分はないこと、CDデビューの夢も「変わっていない」と断言。那須雄登(23)は「この事務所で歌って踊って、ファンの皆さんを幸せにしたいねって5人で話し合いを重ねました」と明かし、深田竜生(23)は「どんどんACEesとしての色をつけて、『ついて行きたい』と思ってもらえるように頑張ります」と呼びかけた。浮所飛貴(23)は「どんなチームにも負けないグループになります!」と力を込めた。
印象的だったのは、作間龍斗(22)の言葉。「時間は過ぎるのは早いくせに、いろんなことがあるんです。迷ってたらあっという間」と前置きすると、手を前に押し出すようなしぐさをしながら「僕はすーーんです。まっすぐです」と表情を変えずに言い切った。独特な言葉選びに会場の空気が和むと、間髪入れずに「僕は進みます」と断言。本気を伝えるように畳みかけた。「いろんな思いをさせたこと、本当申し訳ないと思ってます。でも、早く見ましょう。良い景色を。そういう5人です。そういうみなさんだと思ってます。僕たちについてきてください」と呼びかけた。1万5000人から視線が注がれる中、直球で伝えた言葉からは腹をくくった覚悟が感じられた。
ファンの複雑な心境は、メンバーももちろん認識している。まだ道半ば。今できる誠意を精いっぱい詰め込んだステージだった。【望月千草】



