テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは20日夜の放送で、同日に国会で行われた党首討論について「予算委員会委の短縮版」との表現で、ダイナミックな党首対決による議論の欠如を指摘した。
2月に召集された特別国会で初めての実施となった党首討論は、高市早苗首相と過去最多の六つの野党党首が対峙(たいじ)したが、全体の時間が45分と従来と変わらない中での多党化に伴い、各党首の持ち時間は最長でも12分、最短は3分。長期化するイラン情勢による日本への影響に関する質疑はあったが、日中関係や日米関係などについて高市首相の見解をただした党首はほとんどおらず、時間切れで消化不良のまま終了するケースも多かった。
番組では、党首討論の様子を伝えた上で、大越氏がコメント。「党首討論が導入されたのは26年前。総理大臣と各党党首による丁々発止のやりとりを期待して導入されたんですけれども、今日も基本的には野党の質問に総理が安全運転で答弁するというスタイル。本来、これは総理が逆質問してもいいよ、というお互いの共通理解ではあるんですが、そのスタイルを超えることは今日もありませんでした」と辛口評価した。
その上で「割当時間の短さも手伝って、そうですね…『予算委員会の短縮版』という印象を、私は受けました」とも口にした。
党首討論後、各党党首からは、全体の討論時間を長くして各党党首の持ち時間を少しでも増やすなど「党首討論改革」への要望も相次いだ。大越氏も「国会改革の一環として、党首にダイナミックな直接対決を実現する方法について、各党、もっと知恵をしぼってもいいのではないでしょうか」と、提案した。



