映画「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」が今日22日、公開される。約7年ぶりにスクリーンに戻ってきたSFシリーズの劇場新作。脚本も手掛けたジョン・ファヴロー監督は「スター・ウォーズ(SW)のファンも、見ていない人もどちらも満足いただけること」を意識したと強調する。

思えばSWは最初からこの難題をクリアしていた。シリーズ第1作は「エピソード4」、壮大な物語の途中から始まった。観客は知識ゼロだったが、冒頭、スクリーン上方から現れ画面を覆いつくしていく巨大な宇宙戦艦をぼうぜんと見上げながら一瞬でSW世界に没入し、とりこになった。ファヴロー監督も「(今回も)私たちはそれを意識しています。マンダロリアンとグローグーにはその力があります」と自信をみせる。

マンダロリアンは全身を装甲とヘルメットで覆った、すご腕の賞金稼ぎ。知恵と体一つで武器を駆使し仕事をやり遂げていく。ファヴロー監督は、彼の「This is the way(我らの道)」という信条含め、生きざまが日本の侍や武士道の影響を強く受けていると説明する。彼がある任務で出会い“我が子”として育てるようになったのがグローグー。食いしん坊でいたずら好きだが、いざという時には不思議な力を発揮し“父”を懸命に助ける。このコンビも劇画「子連れ狼」がモデルだ。

今作は、邪悪な帝国が崩壊し新共和国の統治が始まった銀河が舞台。二人は帝国の残党を捜す依頼を受け、犯罪王のハット族を訪れる。冒頭の戦闘シーンはスクリーンでこそ体感できる迫力で、一気に没入させる。冒険の旅には斬新なアクションや見たことがない生物やメカなどが全編に詰め込まれ、父子の絆や子の成長が織り込まれている。SWの世界を知らなくても、ファンでも、高揚感を誘う大作に仕上がっている。