元テレビ朝日社員の玉川徹氏は29日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。20日に老衰のため91歳で死去した美輪明宏さんを偲んだ。
美輪さんは1935年長崎市生まれ。終戦の1945年8月9日、長崎市内の自宅で、米軍が投下した原子爆弾で被爆した。シャンソン歌手、俳優として平和を訴え続け、公開された最期のメッセージも「こんな世の中を生き抜く武器は愛の言葉しかありません この世のすべての問題を解く鍵は愛です 愛があれば戦争なんか起こりません 美輪明宏」と記されている。
玉川氏は美輪さんが残した「愛があれば戦争なんか起こりません」とのメッセージについて「この世代の方々っていうのは、必烈に尽くしがたい思いを戦争で経験されているんですよね。そういう方々の言葉っていうのは本当に重みがあってですね。(戦争を)体験したからっていうことだけじゃなくて、その重みの中から生まれたものっていうのは、やっぱり普遍性があるんだと僕には思うんですよ。だから、それは実は時代を超えて引き継いでいくべきものだし、(引き継いで)いく価値のあるものだと思ってるんですね」と訴えた。
その上で「あの『愛があれば戦争なんか起こりません』とかいうふうなことを言うとですね。中には『またお花畑だ』みたいなことを言う人が、何もわからない若い世代とか含めて、いるんですよね」と、指摘。「しかし、本当にお花畑かな? と私は思います。例えば、さっき憲法の話もありましたけど、憲法9条っていうのは、悲惨な体験、もう300万人以上が日本で亡くなった(第二次世界大戦の)その悲惨な重みを踏まえて作られたもので、政治家たちもそれを経験した人は一生懸命守ろうとしてきたんですよね」と語り、「お花畑だってずっと言われてきたここ何十年間。しかし、今回イランの戦争になって、あの9条が実質的な力を持って、日本が参戦することを止めたじゃないですか」と訴えた。玉川氏は「だから、あなたたちがお花畑って言っているものは、実は普遍的なもの、先人がものすごい思いをして作り上げた、非常に普遍的な価値のあるものなんじゃないかっていうのを、もう1回、私たち思い知らされたところかなっていうふうに思います」と、語った。



