米映画「リーサル・ウェポン」シリーズや「カラーパープル」(1985年)などで知られる米俳優ダニー・グローバー(79)が1日、米NBCテレビの情報番組「トゥデー」と米ピープル誌のインタビューに応じ、3年前からアルツハイマー病を患っていることを明かした。
2022年にアカデミー賞名誉賞を受賞した後のある時期にアルツハイマー病と診断されたことを公表したグローバーは、黒人のアメリカ人に特に多くみられるこの病気について認知度を高めるため公の場で自身の状況について語ることを決めたとコメント。「ある意味、この診断を受け入れて生きていくことができている」と語る一方、「心のどこかで、そのすべてをまだ受け入れ切れていない」「決して忘れることのない瞬間もある」と複雑な心境も明かした。
一方で記憶を失うことへの恐怖について問われると、「病気が進行するにつれて、状況は変わり、変化していくでしょう」と話し、「人生の終わりだとは感じていない。まだやるべき仕事がある」と前向きな姿勢を示した。
共にインタビューに応じた元妻との間の一人娘で介護を支えているマンディサ・グローバーさんは、「父は1970年代まで遡ってあらゆることを鮮明に記憶しているような人だったが、ある時から話しの断片が欠けるような状態になった」と最初に感じた違和感について言及。記憶力や認知機能の変化に気づき始めたあと、まもなくしてアルツハイマー病と診断が下されたという。
「父は状況を理解している時もあれば、そうではない時もあるようだ」と語り、「とても辛いことだが、その日その日をありのままに生きていくしかない」と日々変化する状況への戸惑いも口にした。(千歳香奈子)



