元女優の花創作家で、シャンソン歌手としても活動する志穂美悦子(70)が、NHK紅白歌合戦出場に意欲を見せた。

5日、都内で自身の主演作「宇宙からのメッセージ」(78年公開)のリバイバル上映後に行われたトークイベントに出演。24年6月に「鬼無里(きなさ)まり」の名でデビューした、シャンソン歌手としての活動について「本気なんですよ。命懸けようと思っていて。ここだけの話、紅白まで目指してるんです。ここだけにしてください。書かないでください(笑い)。でも、やるからには私は命懸けるタイプだから、それぐらいやっていこうと思っているんですよ」と力説。集まった満席の観客から「オーッ」という歓声と拍手が起きた。

イベント後に取材に応じた際に「紅白目指す」宣言について確認されると「書かないでよ。『書かないでよ』って言っていたというところまで(書いて)ね。アッハッハッハ」と、観客の前では照れ隠しもあった様子だった。さらに続けて「それぐらい、アクションも、好きで、命を懸けていたから。『好きだ』っていうものが現れてくれるから。お花にしてもそうだし。とことん、やってみようと思って」と話し、いい加減な気持ちで口にしていないことを示した。

イベント中は「かの方」「ある大物アーティスト」という呼び方で、夫の長渕剛を呼んでいた。イベント後の取材では「その『かの方』と歌手として共演はありますか?」と質問されると「ないでしょ。足元にも及びません」と、笑って否定した。ただ、歌手活動については長渕も協力的といい「私が歌を歌うということに対して、時間をつくってくれているから、ありがたく思っていますよ、本当に。『やれるところまでやれ』と言ってくれて」と、感謝の言葉を並べた。

女優を引退して家庭で長渕を支え続けてきただけに、尊敬の思いは今も変わらない様子だ。「40年近く、横でずっと見てきましたから。歌も、お客さまに届けるもののすごさも見てきたし。歌に対する真摯(しんし)な姿勢は見せてもらったし。そういうのも、私を突き動かし始めたのかなとも思います」。シャンソン歌手として紅白歌合戦出場、さらには夫婦共演-。この日のイベントを楽しみに駆けつけたファンでチケットは完売と、根強い人気を誇る。シャンソン歌手としての新たなファンと併せて、ファンの期待、待望論は高まっていきそうだ。