ロックバンドT-BOLANが10日、東京・日本武道館で、デビューから現時点での体制の最初で最後の武道館ライブを行い、幕を閉じるとともに、2028年の新章開始を告げた。
締めくくりとなる武道館公演はエモいライブとなった。オープニングにはデビュー曲「悲しみが痛いよ」をチョイス。当時の映像をバックに流す演出でスタート。せり出しの円形ステージでは五味孝氏(59)のギターで森友嵐士(60)が熱唱。時折見せるアイコンタクトが胸を締め付けた。21年8月にバンドを離れた青木氏の姿はなかったが、その魂は同じ舞台にあったはずだ。本編最後が終わると、アンコールのコールの代わりにファンによる「離したくはない」の大合唱となった。
約3時間のステージはヒット曲満載でアンコールを含め全24曲を披露。森友による詩の朗読や、森友が声を失っていた時期の支えた近藤房之介(75)のゲスト出演もあり、1万人のファンの心に最後の姿を刻んだ。
しかし、最後の最後にファン歓喜の大どんでん返しが待っていた。3人がステージに残るとモニターに無限大マークが映し出され、その後「2028,7,10 THE NEXT CHAPTER FOREVER BEGINS #T-BOLAN」のメッセージを掲示。森友は「これが終わりじゃない! 未来へのバトンを継承する始まり。みんなで一緒に未来を作る場所を作った。それが#T-BOLAN」とし、「今日はその第一歩」と28年の再始動を宣言した。【川田和博】



