★自民党議員が言う。「高市政権に批判があるのはわかるし、連立相手の日本維新の会と自民党ですら信頼関係などない。今回の立憲民主党と公明党の新党は『えっ』とも思うが、日本の政党としての定義が問われるし、政界再編につながれば、自民党がオールド政党になりかねない。『ばけばけ』ではないが化ける可能性はある」と警戒する。立憲の議員も「いまだにどんな選挙になるのか、党内にも新進党設立や民進党や希望の党の時の失敗を経験している者もいる。まだ何もわからないが、変化の入り口にいるのはわかる」という。
★元々公明党や支持母体の創価学会と連合、ことに連合東京の関係は古く、都議会や都知事選では協力関係も築かれていた。高市政権ができ、公明党が連立から離れた段階でぼんやりとした中道路線の構築はいわば、連合の同盟系と学会によって進んだといえそうだ。逆に公明党の方が新党に及び腰で、連立時代に自民党とまとめてきた党の理念に合わない安全保障や原発政策の立憲とのすり合わせの難しさ、高市後の自民党との連立復帰を念頭に“適当”だと思われないための新党で議席を伸ばすことに意味があるとしたか。連合は自民党にすり寄りたがる国民民主の幹部と組織内候補を分け、新党に合流させ、「原発ゼロ」から「ゼロを目指す」に変えることで裾野を広げたい。旧民主党規模に戻したい考え。立憲の中途半端な人気のない政党からの脱皮は石破内閣ではできず、高市内閣だからかじを切れたといえる。
★ただこの衆院選のためだけの選挙互助会的な新党も、高市政権に一泡吹かせたいだけでは国民は評価しないだろう。右傾化、ポピュリズムの政治に対して中道で平和主義、アジア重視を希求する国民をきちんと掘り起こさなくては自民・維新政治と闘う意味がない。かつて政権を持った民主党の失敗と経験、自公連立の経験は、この選挙制度では民意を反映できないと嘆いていた中で、2大政党に最も近づく可能性のある枠組みになる可能性がある。そのためには自民、社民、共産、れいわなどの穏健派の賛同、協力をどうしていくか、そして首相候補を示すかどうかが問われる。その顔を示せるかも本気度が問われよう。(K)※敬称略
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政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

