22日午後1時50分ごろ、岩手県大槌町小鎚で火災が発生し、住宅1棟を含む建物数棟と山林に延焼した。県警によると、けが人は確認されていない。防災ヘリなどが消火に当たったが鎮火のめどは立っておらず、県は災害特別警戒本部を設置し、自衛隊に災害派遣を要請した。また同日午後、約10キロ離れた同町吉里吉里でも山林火災が発生し、延焼した。

町は吉里吉里地区の566世帯、1077人に避難指示を出した。

釜石署などによると、小鎚地区の火災は大槌町中心部から北西の山あいの地域で、住宅1棟、小屋など建物計5棟や山林ののり面が燃えている。

吉里吉里地区から高齢の母親と娘と一緒に体育館に避難した女性(61)は「まさか2カ所で起きるとは。向かいの山がオレンジになって火も見えた。風向きが変わって家に来ないか心配だ」と話した。

仙台管区気象台によると、22日午後、大槌町には乾燥注意報と強風注意報が出ていた。隣接する釜石市では午後2時ごろ、最大瞬間風速21・3メートルを観測した。(共同)