トランプ米大統領は21日、イランとの停戦を延長すると交流サイト(SNS)で表明した。期限について「イラン側から提案が出され、協議が終了するまで」とし、具体的に区切らなかった。米軍によるイランの港湾封鎖は継続し、即応態勢を維持するという。当初の停戦期限が米東部時間22日夜に迫る中、イランとの戦闘終結に向けた再協議の調整が難航していた。イランが受け入れたかどうかは不明。
トランプ氏はSNSで、停戦延長は仲介国パキスタンの要請を受けたためだと説明。イランは「深刻な分裂状態にある」と指摘し、体制内で再協議を巡る意見対立があるとの認識を示した。
米交渉団を率いるバンス副大統領やウィットコフ和平交渉担当特使、トランプ氏の娘婿クシュナー氏は再協議のため、21日にパキスタンの首都イスラマバードに向かうとみられていたが、出発していなかった。米ニュースサイト、アクシオスは21日、米当局者らの話として、訪問は「無期限に延期」されたと伝えた。
イラン革命防衛隊に近いタスニム通信もイランが再協議に参加しないことを決めたと報じた。アラグチ外相はトランプ氏の停戦延長発表前、X(旧ツイッター)で米軍のイラン港湾封鎖は「戦争行為であり停戦違反だ」と非難。「イランは自国の利益を守り、横暴に抵抗する方法を知っている」と強調していた。
トランプ氏は投稿に先立つCNBCテレビの電話インタビューで、停戦期限を延長する考えはないとし、合意に至らなければ「爆撃する」と攻撃再開を警告していた。(共同)

