帝国データバンクは29日、6月に値上げを予定している飲食料品が、1078品目になるとの調査結果を発表した。5月の84品目から大幅に増える。中東情勢の悪化による影響を価格に転嫁する動きが出始めた。7月の値上げはすでに2269品目に上っており、2026年全体では1万品目を突破する見通しも明らかにした。
6月以降の値上げ分も含め、ナフサ由来の資材価格高騰など中東情勢悪化の影響は5月末時点で22・7%だった。調査担当者は「夏以降に広範囲な値上げラッシュが続くとみられる」と分析した。値上げ要因は重複を含めて単純集計すると「原材料高」が97・7%だった。「物流費」が74・1%、「包装・資材」は73・7%となった。
6月の値上げは品目別で見ると、香辛料やふりかけなど「調味料」が450品目で最も多かった。納豆や即席麺といった「加工食品」が304品目で続いた。家庭用食用油も大手メーカーがそろって値上げする。一部では中東情勢悪化よりも前に価格改定が決まっていた品目もある。
26年全体の値上げは、現時点で判明している10月分までで9361品目。年間で1万品目を超えれば、帝国データが調査を開始した22年以降で5年連続となる。これまでの最大は23年の3万2396品目。最少は24年で1万2520品目だった。(共同)
◆6月に値上げされる主な品目
▽カルビー ポテトチップス各種(店頭での想定改定率5~10%程度)
▽明星食品 チャルメラ5食パックシリーズなど即席袋めん、一平ちゃん夜店の焼そばシリーズなど即席カップめん(6~10%)
▽キユーピー テイスティドレッシングなど(8~10%)
▽不二家 ネクターこだわりミックス(195gカートカン)など(約7~8%)
◆7月に値上げされる主な品目
▽サンヨー食品 サッポロ一番カップスターなど即席カップ麺(約5%~11%)
▽山崎製パン ロイヤルブレッドなど食パン(平均6・6%)薄皮つぶあんぱんなど菓子パン(平均5・0%)まるごとバナナなど和菓子洋菓子(平均6・4%)

