藤井聡太竜王(名人・王位・棋聖・棋王・王将=24)への挑戦権を争う第39期竜王戦挑戦者決定戦、服部慎一郎七段(27)対柵木(ませぎ)幹太五段(28)の3番勝負第2局が13日午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。柵木先勝の第1局(4日、大阪府高槻市「関西将棋会館」)から先手後手が入り替わり、今回は服部が先手、柵木が後手。

通称「マセカン」には、今回初の快挙がかかる。勝てば竜王戦挑戦権獲得の条件を満たし、七段へと「飛び級」する。日本将棋連盟によると、2005年(平17)に現在の昇段規定となってから初めての例になるという。愛知県西尾市出身で名古屋大工学部卒。同県瀬戸市出身の藤井との「愛知対決」まであと1勝だ。

2023年に3月終了したプロ棋士養成機関「奨励会」の三段リーグで柵木は2回目の次点を獲得した。フリークラス四段の道を選び、同年4月にプロデビュー。およそ2年後に「いいところ取りで30局以上の勝率が6割5分以上」という昇級規定を満たし、順位戦C級2組へと上がった。フリークラスからスタートした棋士でタイトル戦に挑戦したのは、23年棋聖戦と王位戦に連続挑戦した佐々木大地七段だけ。柵木が2人目を目指す。

持ち時間は各5時間。昼食休憩、夕食休憩を挟み、決着は13日夜の見込み。