将棋の西山朋佳白玲(清麗・女流名人・女流王将=31)に福間香奈女流4冠(女王・女流王座・女流王位・倉敷藤花=34)が挑戦するヒューリック杯第6期白玲戦7番勝負第3局が12日、奈良市で行われた。後手の西山が福間を下し、対戦成績を2勝1敗とした。女性初の棋士資格獲得まで、あと2勝となった。第4局は26日、京都市内で行われる。

先手の福間が初手から中央の歩を突き、その後、互いに飛車を8筋、2筋に振り合う「相向かい飛車」の戦型となった。先後とも似た陣形となり、構想力が問われる展開に。両者とも持ち時間4時間を使い切り、1分将棋に突入した。一時は劣勢に陥った西山だったが、持ち前の「豪腕」を発揮して逆転勝ちした。「方針の難しい将棋だった。どこかで形勢を損ねていたかなと思う」と振り返った。

昨年、白玲を通算5期獲得すれば棋士になる権利が与えられる制度が導入された。通算4期の西山白玲が今回防衛すれば権利を得る。先手番の第4局へ「しっかりと準備して、いいコンディションで臨みたい」と意気込んだ。【松浦隆司】