東京・中野の商業施設「中野ブロードウェイ」の時計店で高級腕時計が盗まれた事件で、被害品が店舗に返送されたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。製品を識別する番号が被害品と一致した。発送元は愛知県内で、謝罪の言葉が書かれたメモも添えられていたという。警視庁は、犯人が送ったとみて、逃走した男の行方を追っている。

捜査関係者によると、1日午前、被害店舗に宅配便で送られてきた。目立った破損は確認されていない。差出人名も記されていたが、警視庁は偽名の可能性もあるとみて慎重に調べる。

盗まれたのはスイスの高級腕時計「オーデマピゲ」(4600万円相当)。盗んだ男は10月29日午後7時45分ごろ、施設3階にある時計店に入店。従業員に「時計を試着したい」と伝え、左腕に着けた後、走って逃げた。店内にいたのは8分間ほどだった。(共同)