自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(36)と、野田聖子総務相(57)は8日、東京・渋谷で行われた党青年局の街頭演説で、初のツーショットを披露した。

 2人には、浅からぬ「因縁」がある。

 野田氏は、郵政民営化の是非が争点となった05年衆院選で、民営化に反対の立場だったため離党し、無所属となって選挙戦を戦った。進次郎氏の父、小泉純一郎首相(当時)は、反対派の選挙区に刺客を擁立し、野田氏の地元、岐阜1区にも佐藤ゆかり氏を投入。激しい選挙戦になり、野田氏が何とか小選挙区の議席を守った。

 そんな経緯があるためか、野田氏は「進次郎さんのお父さまと私の関係がどうだったか、ご存じの方もいると思う。ただ一時はそういうことがあっても、自民党には、自由、寛容の精神がある。1つになってスクラムを組むのが自民党のよさだ」と切り出した。野田氏は、第1次安倍政権で復党が認められている。

 野田氏はその上で「残念ながら自民党内が持っていた自由な空気、自由闊達(かったつ)さは、(第2次安倍政権の)この数年で消え始めていたのも事実だ」と述べ、「新しくできた政党に支持があるということが、相手を攻める前に、私たちがもう1度、かつて信頼された自民党を取り戻せというサインを(有権者に)送られていることにほかならない」と、自民党に対する有権者の厳しい視線を受け止めた対応をすべきとの認識を示した。

 野田氏は、小池百合子都知事と関係が近いが、小池氏に関する直接の言及はなかった。