神奈川県座間市のアパートで9人の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職白石隆浩容疑者(27)の部屋から、「何かを煮込んだような臭い」が頻繁にしていたことが9日、分かった。管理会社の関係者が明かした。

 白石容疑者の205号室の両隣は契約済みも、居住者がいなかったことから、事件発覚が遅れた可能性がある。203号室は物置用として借りられていた。206号室は10月1日の契約だが、1カ月間は家賃無料のため、荷物は運び込まれているものの、現時点でも住んでいないという。2階の部屋は天井が3・7メートルと高く、ロフトからでも1・4メートルあった。のこぎりなどで遺体を損壊したというユニットバスは縦横が1メートル×1・5メートルと非常に狭く、管理会社の関係者は「どうやって…」と困惑した。部屋全体の広さは13・5平方メートルで、遺体が入ったクーラーボックスが置かれたリビングは6畳だった。