年末の風物詩、「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が9日、発表された。

 勝負をかけた衆院選で惨敗した小池百合子都知事の関連も2語入った。「アウフヘーベン」は、「いったん立ち止まり、より上の次元へ」を指すドイツ語で、築地市場の豊洲移転に絡んで発した言葉。「○○ファースト」は、小池氏が率いた「都民ファーストの会」が東京都議選を圧勝したブームの表現とみられる。小池氏は9日、感想を問われ、「知らなかった。(○○ファーストは)トランプさんですかねえ」。この日は、20年東京五輪・パラリンピックに向けて都庁舎で導入予定の「多言語型サービスロボット」5体を、お披露目。今後、実証実験を経て正式に導入するが、ロボットたちはすでに都庁の案内をすらすらと回答。小池氏は「どんどん質問を(ロボットに)蓄積するので、都庁に来て会話してほしい。みんなで育てていきましょう」と呼び掛けた。