将棋界初の「中学生五段」に昇段した藤井聡太五段(15)と南芳一九段(54)の王将戦1次予選が5日、関西将棋会館で行われた。五段になって初の公式戦で初白星を目指す。藤井の通算成績は61勝11敗。先手の南が三間飛車に構えた。勝負は正午前に昼食休憩に入った。

 藤井は関西将棋会館にある洋食店「11(イレブン)」の「ハンバーグ&エビフライランチ」(900円)を注文。ボリュームたっぷりのランチで栄養補給した。南はそば・うどん店「やまが」の「そば定食」(730円)を注文した。

 南は棋王2期、王将3期、棋聖2期と通算タイトル保持7期の関西のベテラン。藤井が勝てば、王将戦1次予選2回戦で師匠の杉本昌隆七段(49)との公式戦初対局が実現する。

 持ち時間は各3時間。夕方には決着する見込み。