東日本大震災の発生から、今日11日で7年。津波で甚大な被害を受けた岩手県釜石市では、来年9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)に向けた準備が続く。同市は東北の被災地で唯一の開催都市で、予選ラウンド2試合が行われる「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」が7月末に完成する。北の「ラグビーのまち」は、希望と課題を抱えながら復興の歩みを加速させる。

 釜石でのW杯開催は、ラグビーを愛する市民の熱い要望によって実現した。市民有志「釜石開催支援連絡会」の広田貴裕さん(54)は「日本開催が決まった09年から『釜石でW杯』をという声があった」と振り返る。市民らの声を受け、釜石市は開催都市の立候補を表明。広田さんは現在、市内の「ラグビーカフェ」やシーウェイブスの試合会場でPR活動などを行っている。「W杯には釜石の将来がかかっている。『やって良かった』と思う大会にしたい」と話した。