自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は12日、決裁文書書き換え問題について、国会内で報道陣の取材に応じ、「書き換えたことの事実は重い」とした上で「自民党は、官僚だけに責任を押しつける政党ではない。その姿を見せる必要があるのではないか」と述べた。主な発言は次の通り。

 -文書の書き換えが明らかになった

 進次郎氏 書き換えられてね。答弁も、書き換えられてのものだった。国会全体の問題だ。

 -誰の指示か、はっきりしない。

 進次郎氏 やっぱり知りたいですよね。なんで書き換えたのか。それを知りたいと思うのは当然。何が真実か。あり得ないことだが、なぜ書き換えたのか、知りたい。

 -何かの指示があったのか

 進次郎氏 それが分かりません。書き換え自体、やったことが事実だった。この事実は重い。与党も野党も、行政府が立法府に対し書き換えたもので答弁している。国民にも書き換えたものでメッセージを伝えたことになる。これは重いですよ。

 -うそを言っていたことになる

 進次郎氏 (直接は答えずに)これから、自民党自身もなぜこうなったのか重く受け止め、行政だけでなく、政治がどう向き合うかがすごく問われている、政治にしかできないことがある。自民党は、官僚だけに責任を押しつける政党ではない。その姿を見せる必要があるのではないか。