JR山手線内で女子高生の胸や手を触ったとして、東京都迷惑防止条例違反の容疑で9日に警視庁巣鴨署に現行犯逮捕された、東大医学部付属病院の整形外科医・相馬一仁容疑者(38)が、日本バドミントン協会の医事・トレーニング管理部に、ドクターのチームの一員として名を連ねていたことが10日、分かった。同協会の関係者は、日刊スポーツの取材に「本年度もスタッフに入っていました。報道で知って確認しているところです」と認めた。

相馬容疑者が名を連ねた医事・トレーニング管理部は、2020年東京オリンピックを目指す男子の桃田賢斗、女子の奥原希望、高橋礼華や松友美佐紀らが名を連ねるナショナルチームを強化する「ナショナル強化部」と同じ選手強化本部内にある。競技力向上への医科学的サポートの促進やアンチ・ドーピング活動の推進を図るセクションだ。

相馬容疑者は、東大病院の感覚・運動機能科診療部門に所属しており、整形外科医の医療的知見を買われていたとみられる。同容疑者の名前は、既に同協会の部・委員会名簿からは外されているが、日本バドミントン協会の関係者は「これから、どうするかは、まだ決まっていません」と説明した。